【CEATEC 14】小型化を競うBluetoothチップ…世界最小クラスが登場

自動車 テクノロジー ネット
スマートダイス。振った目をアプリに送信
スマートダイス。振った目をアプリに送信 全 8 枚 拡大写真

 ビーコン活用などで注目を浴びているBluetooth Smart(BLE)だが、現在のトレンドは小型化とさらなる低消費電力の追及だろう。dialogという会社のDA14580は世界最小サイズ、消費電力を謳うBLEチップだ。

 チップサイズは2.5×2.5×0.5mmで消費電力は待機時で600nA以下。データ送受信時で4.9mA。動作電圧は0.9V~3.3Vと幅も広い。コントローラにはARM Cortex-M0(32ビット)が搭載される。アンテナピンが1本というのも特徴だ。

 DA14580の評価キットに「スマートダイス」なるものがある。センサーとBLEモジュールに電池を組み込んだサイコロとそのデモアプリで構成される。デモアプリはApple Storeからダウンロードでき、サイコロを使ったゲームアプリだが、サイコロはプログラムの乱数ではなく、スマートダイスを使う。スマートダイスを実際に振って出た目でゲームが進行するというものだ。

 これは小型化をアピールするための評価キットだが、他にも、ソーラーセルで動作するビーコン(室内光でも十分動作)、インテリジェントな汎用タグなどもあるという。国内ではCATEYEというサイクルコンピュータにDA14580が採用されている。

 このサイクルコンピュータは、ほとんど万歩計サイズで後輪に取り付けられたセンサー情報から、距離と速度を計算する。簡単な表示は本体の液晶で行い、ログやグラフ化など高度な処理はスマートフォンアプリで行う。このセンサーからの情報とスマートフォンとの接続にBluetoothが利用されている。なお、オプションには体に取り付ける心拍センサーもある。

【CEATEC 2014 Vol.41】世界最小・超低消費電力のBLEチップ……サイコロに組み込むと?

《中尾真二@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  4. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  5. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る