ヤマハはドイツ・ケルンで開催された「インターモト2014」で、3輪のコンセプトモデル『01GEN』を参考出品した。詳細は公表されなかったが、前輪の操舵・緩衝機構には『トリシティ』のLMW(リーニング・マルチ・ホイール)が採用され、搭載されているエンジンは『TMAX530』用の並列2気筒と思われる。
“オン&オフ・クロスオーバー”をコンセプトとしており、動力性能に不足はなく、トリシティでの実績からしても、ワイドレンジに楽しめるハンドリングであることを期待させる。また、リファインド・ダイナミクスをデザインフィロソフィーとしており、目が惹かれる美しさを放っていた。
市販モデルとしては、『XJR1300』と『XJR1300 レーサー』を欧州用として発表。基本は国内向きと変わらないが、燃料タンクを容量21リットルから14.5リットルに減量してスリム化、小径ヘッドライト、ゼッケンプレート風サイドカバーを装備し、シングルシート仕様とするなど、はるかにスポーティな印象だ。またレーサーは、セパレートハンドルとビキニカウルを装着しカフェレーサー風としている。
そして、『MT-07 モトカルゴ』は、MT-07のスペシャルバージョンだ。エンジンガード装着によって、トラスフレーム風に見せるなど、大きく趣きを変えたカスタムモデルである。