【WEC 第5戦】トヨタレーシング 木下代表「まずはポールポジションが獲得できてよかった」

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WEC 第5戦(予選)
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2014年のFIA世界耐久選手権第5戦「6Hours of Fuji」。予選は最後まで0.001秒を争う白熱した展開となり、8号車トヨタ『TS040ハイブリッド』がポールポジションを獲得した。

会場となった富士スピードウェイで予選後、プレスカンファレンスが行なわれチーム代表の木下美明氏が出席。今日の予選を振り返ると共に明日の決勝に向けて意気込みを語った。

「本当に楽にポールポジションがとれるかと思いましたが、途中の赤旗が響きましたね。あれでタイヤが冷えてしまって、タイムを出すのに苦労しました。ブエミは本当によくやってくれました」。

「やっぱりホームレースだったし、ポールポジションは取りたかったですね。6時間の耐久レースなので予選の順位はそこまで重要ではないですが、1周走っての最速と6時間走っての最速、この両方はやっぱり欲しかったです。明日のレースを考えるとタイヤはあまり使いたくなかったですが、無理して最後までアタックしました」。

「今回のテーマは"ラップタイムでアウディより速く”、"ストレートスピードでポルシェを抜けるぐらい”のセッティングを目標にしてきました。冬のテストの情報を聞いた限りでは、ポルシェは苦労するのかと思っていましたが、いざ開幕戦での走りを見てみたら、その出来具合に驚きました。特に富士のような長いストレートが1本あるコースは、ポルシェ特有の回生システムが上手く働くと思うので、スピード勝負ではポルシェの速さを予測してダウンフォース量のギリギリまで攻めてきました」。

「明日は、このポジションのまま行けばいいなと思います。あとは不運なアクシデントやトラブルがなければなと思っています」。

明日のレースでは地元富士での3連覇がかかっているだけでなく、現在ポイントランキング首位を快走する8号車にとっても重要な1戦。今年も地元ファンの前で最高の結果を残すことが出来るのか、ライバルとのシビアなバトルが続く6時間になりそうだが、ポールポジションからスタートするトヨタ勢に期待が集まっている。

《吉田 知弘》

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