【カーオブザイヤー14 選考コメント】常識的な価格、そして感動や満足感が高いクルマであること…まるも亜希子

自動車 ビジネス 国内マーケット
マツダ デミオ
マツダ デミオ 全 8 枚 拡大写真
毎年、最高点を入れるのは、若い世代や普通に働いている人が買える常識的な価格で、感動や満足感が高いクルマであることがひとつの条件だと決めています。

その点で今年は、『デミオ』が最もふさわしいと考えました。コンパクトなサイズでクリーンディーゼルの「SKYACTIV-D」を搭載し、その利点を幅広いユーザーが手にできるようにしたことは、多くの人のカーライフをより豊かにする素晴らしいものだと思います。

そしてCクラスは、「妥協なきクルマづくりとはこうあるべき」という姿勢までも見せてくれたような、心から感心させられる1台。

『i3』はクルマそのものだけでなく、製造課程から素材などまでサスティナビリティを追求し、クルマ社会全体に未来への希望を与えてくれた気がします。

また、『レヴォーグ』と『ハスラー』は今の日本のカーライフをしっかり見つめて、新しい魅力を創造してくれたクルマだと思います。

どれも個性的だった今年のクルマたち。ただ来年はもう少し、日本車勢の元気に期待したいところです。

マツダ『デミオ』:10点
メルセデスベンツ『Cクラスセダン』:5点
BMW『i3』:5点
スバル『レヴォーグ』:4点
スズキ『ハスラー』:1点

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト
映画声優、自動車雑誌『ティーポ(Tipo )』編集者を経て、カーライフ・ジャーナリストとして独立。現在は雑誌・ウェブサイト・ラジオ・トークショーなどに出演・寄稿する他、セーフティ&エコドライブのインストラクターも務める。04年・05年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本カー・オブ・ザ・イヤー(2005-2012等)選考委員、AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。公式ブログ『運転席DEナマトーク!』他アップ中。

《まるも亜希子》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ムーヴ』開発責任者が語る、スライドドアを採用した「3つの理由」
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  4. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  5. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る