三重県と四日市市、近畿日本鉄道(近鉄)の3者は10月15日、近鉄川原町駅付近の連続立体交差事業(連立事業)について、10月25日の初発から下り線(伊勢中川方面)を高架線に切り替えると発表した。
この連立事業は、川原町駅を含む近鉄名古屋線の四日市市元町~本郷町間、約980mを高架化し、5カ所の踏切を解消するもの。駅舎は2009年5月、仮駅舎に切り替えられており、2011年6月までに仮線への切替が完了している。
今回の下り線の高架化により、川原町駅では下り線ホームが地上から高架に変更される。改札口や上り線(名古屋方面)ホームはこれまで通り。式典やイベントなどは行われないが、10月24日の仮下り線最終列車と25日の高架下り線初発列車には、記念のヘッドマークが取り付けられる。
今後は上り線の高架化工事が本格化することになる。3者は2018年春の事業完了を目指すとしている。