川崎重工業は、愛媛県から「川崎式BK117C-2型ヘリコプター」を受注したと発表した。
「C-2型」消防・防災ヘリコプターとしては11機目の受注で、既存の消防防災ヘリコプターの更新機として愛媛県消防防災航空隊に配備される予定。
川崎式BK117ヘリコプターは、川崎重工と欧州のヘリコプターメーカーのエアバス・ヘリコプターズが共同開発し、民間向けとして初めて型式証明を取得した国産ヘリコプター。
機体後部に観音開きの大きなドアを備え、担架などの資機材の搬出入が容易なことに加え、広いキャビンスペース、コンパクトなボディ、高い安全性や機動性などが高く評価されている。
多用途ヘリコプターとして、人員・物資輸送、警察、ドクターヘリ、報道など、様々な用途で活用されている。1983年に初号機を納入して以来、川崎重工納入分で163機、エアバス・ヘリコプターズ納入分を合わせると全世界で1100機以上の納入実績がある。