【ダカール15】菅原照仁氏「今までとは比べものにならないくらい速い車」

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日野チームスガワラ 2号車ドライバー 菅原照仁氏
日野チームスガワラ 2号車ドライバー 菅原照仁氏 全 8 枚 拡大写真

日野自動車は10月16日、ダカールラリー2015に参戦する日野チームスガワラの体制を発表した。従来と同様に2台の『日野レンジャー』で参戦するが、前回大会では1号車のみだった9リットルエンジンを2号車にも搭載して臨む。

2号車のドライバーを務める菅原照仁氏は同日、都内にある日野自動車本社で会見し、「今までとは比べものにならないくらい速い車ができあがった。10リットル未満クラスでの連覇はもちろん、(トラック部門の)総合上位に食い込んで、日本の日野ありきということを世界にアピールできるのではないかという非常に有意義な大会になると思っている。いつもと違う速さに注目して頂きたい」と抱負を語った。

今回の参戦車両について菅原氏は「大きくわけて3つのトピックスがある。まず2号車はナローキャブを採用して、軽量化を図った。エンジンは、前回大会で1号車に『A09C』という9リットルのエンジンを投入したが、これが非常に問題なくコンディションが良かったので、2台とも採用する形になった。エンジンのチューニングに関しては吸排気系を見直し、とくにエグゾーストマニホールドを等長管にして、よりエンジンに空気が入る形になり、出力が前回大会の600馬力から630馬力にアップした」と説明。

さらに「悪路での走破性を強化するためサスペンション形状をがらりと変えた。いままではマルチリンクと、どちらかというと古いタイプのサスペンションを使っていたが、ショックアブソーバーなどの性能が非常に上がっていることを受けて、テーパーリーフという長いタイプのものに変えて、その外側にコイルスプリングがついている形にした。どんな路面に対しても足回りがついてくるという方向性で、この車のサスペンションを開発した」と述べた。

また「実は我々選手の方の感覚からすると(熟成に)2~3年はかかるなと考えていたが、サスペンションは非常に調子が良くてモンゴルでのレースでテストしたが、ほぼ完璧に近い状態のサスペンションができあがった」とも話した。

《小松哲也》

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