川崎重工、P&Wの次期リージョナルジェット用エンジン開発に参画

航空 企業動向
PWギアード・ターボファンエンジン (イメージ)画像提供:プラット・アンド・ホイットニー
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川崎重工業は、プラット・アンド・ホイットニーと、次期リージョナルジェット機用エンジン「ピュアパワーPW1500G/PW1900G」の開発・生産に参画すると発表した。

PW1500GとPW1900Gは、ギアード・ターボファンエンジンで、先進ギアシステムの採用により高バイパス比を実現。従来機に対し燃費を16%改善、騒音の50%低減、加えて大幅なCO2とNOxの削減を実現する。

PW1500Gは、プラット・アンド・ホイットニーのギアード・ターボファンエンジンシリーズ最初のエンジンとして2013年に型式証明を取得しており、ボンバルディアの次期リージョナルジェット機「Cシリーズ」に独占搭載されることが決定している。

また、PW1900GはPW1500Gの派生型エンジンで、エンブラエルの次期リージョナルジェット機『E190E2/E195E2』へ独占搭載されることが決定している。

CシリーズのE190E2/E195E2は、合計500機以上を確定受注。機体に搭載されるエンジンも既に1000台以上の受注が確定している。

川崎重工は、両エンジンの開発・生産プログラムで、ギアード・ターボファンエンジンの主要部位であるファンドライブギアシステム(メインギア)、燃焼器の製造をプラット・アンド・ホイットニーとともに担当する。川崎重工は「リスク&レベニューシェアリングパートナー」方式で参画する。

川崎重工は今後、エンジン開発技術力の高度化、生産基盤の強化を進めるとともに、共同開発・生産プログラムへ積極的に参加することで、民間航空機用エンジン事業の拡大に注力する。

《レスポンス編集部》

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