Retinaディスプレイ、ついにiMacに展開…史上最高の解像度5K

エンターテインメント 話題
iMacがRetina5Kディスプレイを搭載
iMacがRetina5Kディスプレイを搭載 全 4 枚 拡大写真

 Mac発売30周年となる2014年。16日(現地時間)米国クパチーノのアップル本社で開催されたスペシャルイベントで、新しいiMacが発表された。

 RetinaディスプレイはiPhoneでの採用からiPad、Mac Bookなどへ次々と展開され、その画質については定評がある。これがついにiMacに搭載された。発表では「究極のデスクトップディスプレイ」だと表現された27インチのディスプレイは5120×2880の1470万ピクセルの解像度となり、Retina5Kディスプレイと呼ぶ。

 5Kディスプレイになると通常のハイビジョンテレビの7倍のピクセル数となり、いわゆる4Kディスプレイよりも67%多いピクセル数となる超高解像度といえるだろう。そのディスプレイの厚さは5mmに抑えられたという。LCD部分には酸化半導体TFT(オキサイドTFT)が採用され5K画面の全ピクセルを瞬時に駆動する専用のドライバチップから開発された。バックライトLEDも改良され、新しいフィルムを採用し、視野がずれても見やすい画面となり、印刷を見ているような表示を実現した。それでいて消費電力は30%低くなっているという。

 プロセッサは3.5GHzのi5と4GHzのi7が用意され、それぞれクロックのブーストアップが可能だ。グラフィックプロセッサにはAMD Radeon R9 M290Xが搭載され、Retina5Kディスプレイをドライブする。

 iMacには、同日発表されたYosemiteがOSとして搭載される。Yosemiteでは、iWorkやiCloudなどがアップデートされたが、注目の機能はHand offと呼ばれるiPhoneなどモバイルデバイスとの連携機能で、Macから電話をかけたり、iPhone、iPadなどとの同期、Apple TVにKeynoteのスライドを表示させiWatchをリモコンとして使ったりというデモが行われた。

 新しいiMacの価格は2499ドルから。プレゼンテーションでは、4Kディスプレイが3000ドル前後という中では画期的な価格だと述べていた。iMacの発売は16日(現地時間)からだそうだ。なお、同時に紹介された新しいMac miniはサンダーボルトが2ポートになり、マイナーなアップデートが行われたが価格が599ドルから499ドルスタートに変更された。

iMacがYosemiteとRetina5Kディスプレイで強化され登場

《中尾真二@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  2. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  3. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  4. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  5. 夏の風物詩「鈴鹿8耐2025」、2人体制のホンダが4連覇、6年ぶり参戦のヤマハは2位健闘
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る