JR東日本、常磐線内郷駅と水戸線川島駅を改築

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内郷駅の新駅舎のイメージ。「常磐炭鉱の産業遺構を連想させる石造りのような壁」を設ける。全面的な使用開始は2015年3月下旬の予定。
内郷駅の新駅舎のイメージ。「常磐炭鉱の産業遺構を連想させる石造りのような壁」を設ける。全面的な使用開始は2015年3月下旬の予定。 全 2 枚 拡大写真

JR東日本水戸支社は10月17日、常磐線内郷駅(福島県いわき市)と水戸線川島駅(茨城県筑西市)の駅舎を改築すると発表した。駅舎の老朽化に伴うもので、2015年3月下旬までに新駅舎の使用を開始する。

内郷駅の新駅舎は木造平屋建て。延床面積は68.7平方mで、23.4平方mの待合スペースを設ける。同駅がある内郷地区には国宝の白水阿弥陀堂のほか、常磐炭鉱の選炭場や貯炭場などの建物が多数残されていることから、駅舎の広場側に「常磐炭鉱の産業遺構を連想させる石造りのような壁」を配置。壁と駅舎の間には「『こみち』のような空間」を作る。11月上旬から着工し、2015年2月下旬から新駅舎の使用を一部開始。3月上旬までに既存駅舎の解体を終わらせ、下旬から全面的に新駅舎の使用を開始する予定だ。

川島駅の新駅舎も木造平屋建てで、延床面積は72.8平方m。待合スペースは21.9平方mになる。同駅周辺は鬼怒川を中心とした田園が広がっており、筑波山や日光の山並みを望むことができることから「緩やかで広い屋根の形状」により山並みを表現。待合室のガラス窓を広くとることで「緑地に包まれた鬼怒川の水のような、透き通った空間」を作るという。10月20日頃から工事に着手し、2015年1月中旬から使用を開始する予定。現在の駅舎は2月下旬までに解体を完了する。

《草町義和》

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