シャープ、車載HUDなどのディスプレイ光源用赤色半導体レーザーを発売

自動車 ビジネス 企業動向
シャープ・赤色半導体レーザ GH0631IA2G
シャープ・赤色半導体レーザ GH0631IA2G 全 1 枚 拡大写真

シャープは、業界最高となる光出力180mWを実現した赤色半導体レーザ「GH0631IA2G」を開発。車載ヘッド・アップ・ディスプレイ(HUD)や小型プロジェクターなどのディスプレイの光源用として発売すると発表した。

車載HUDは、安全運転をサポートするシステムとして普及拡大が見込まれ、光源として、高輝度で省エネ性に優れる高出力の半導体レーザが求められている。

今回シャープが開発した赤色半導体レーザは、半導体レーザチップの構造や材料の組み合わせを工夫することにより、波長638nmで業界最高の光出力180mW(25度)を実現する。さらに、高温動作時(65度)でも120mWの高出力を維持。HUD用光源に必要な3原色のうち、高輝度な赤色が表示できる。

また、業界最高の変換効率33%により、効率良く電気を光出力に変換するため発熱を抑制し、搭載機器の放熱設計の簡略化や小型化に貢献する。

開発品のサンプルは5000円で10月21日より出荷を開始。12月22日より月産1万台で量産を開始する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  2. 新型フォレスター半端ないって! 純正用品で大変身、日本初披露“サンドカラー”のクロストレックが登場…東京アウトドアショー2025
  3. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  4. 【メルセデスベンツ Eクラスオールテレイン 新型試乗】Eクラスを選ぶならこれが一番。ただしお値段は…中村孝仁
  5. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る