タカタ製エアバッグの不具合、早期のリコール対応を顧客に要請…米NHTSA

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2003‐2007年モデルのホンダ アコード(日本名:インスパイア)
2003‐2007年モデルのホンダ アコード(日本名:インスパイア) 全 2 枚 拡大写真

米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)は10月20日、タカタ製のエアバッグの不具合に関して、対象車を保有する顧客が、早期にリコール(回収・無償修理)作業を受けるよう求める声明を発表した。

このリコールは、タカタ製の助手席エアバッグのインフレータ(膨張装置)の不具合が原因。ガス発生剤の成型工程や成型後の吸湿防止措置が正しく行われず、密度が不足したガス発生剤が組み込まれた可能性がある。これにより、エアバッグ展開時にインフレータ内圧が異常上昇。インフレータ容器が破損して飛び散り、出火や乗員が負傷する恐れがあるというもの。

今回、NHTSAは、この不具合によるリコール作業が進んでいないことを受けて、顧客に早期にリコール作業を受けるよう求める声明を発表。米国では、およそ474万台がリコールの対象となる。

およそ474万台の内訳は、ホンダが約280万台で最多。トヨタが約78万台で、これに続く。以下、BMWが約57万台、日産が約44万台、GMが約13万台、マツダが約2万台。

NHTSAは、「とくにフロリダやグアム、サイパン、ハワイなど、高温多湿気候下に住む顧客は、リコール作業を急ぐ必要がある」とコメントしている。

《森脇稔》

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