ナジブ首相、ジョコ新大統領と初会談 領海問題解決に向け協力

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシアのナジブ・ラザク首相(参考画像)
マレーシアのナジブ・ラザク首相(参考画像) 全 1 枚 拡大写真

インドネシアを2日間の日程で訪問したナジブ・ラザク首相はインドネシアのジョコ・ウィドド(通称:ジョコウィ)新大統領との間で、首都のジャカルタで初の首脳会談を行った。ニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。

両国が連携して領海問題の解決に向け取り組んでいくことを確認した。ジョコ新大統領は20日に就任し、ナジブ首相夫妻が招待を受け、就任式典に参列した。

マレーシア政府とインドネシア政府は、両国の関係の妨げとなっている懸案の1つが国境問題であり、スラウェシ南部(アンバラット地区)、マラッカ海峡、シンガポール海峡、南シナ海など多くのエリアが対象となる海上の国境問題に交渉面などで対処する必要があるとの考えで一致した。

ナジブ首相は交渉にあたる専門の交渉官をそれぞれの国が指名することを提案したことを明らかにし、ジョコ新大統領も合意したと述べた。インドネシアとマレーシアの間の国境に関する問題では、過去26回も技術委員会の会合が開かれたが大きな進展は見られていないという。

ナジブ首相とジョコ大統領は、両国間の問題をできるだけ早く解決するため取り組むことで一致し、今後も密接な関係を維持することで合意した。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  5. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  6. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  7. ヤマハ『R7』が全面進化! 電子制御、シャシー刷新で示す「ミドルスーパースポーツの新たな可能性」
  8. MASERATI 111th “永続する美と走り”をいま、あなたの週末へ。PR
  9. V3エンジンを電子加給! ホンダ『V3R 900 E-コンプレッサー』をEICMAで初公開、量産に向け開発中
  10. BYDの軽EV『ラッコ』をどう売っていくのか? 日本専用開発のねらいを東福寺社長に聞いた
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る