【日産 ジューク 試乗】15RXの「パーソナライゼーション」という楽しみ方…島崎七生人

試乗記 国産車
日産ジューク15RXパーソナライゼーション
日産ジューク15RXパーソナライゼーション 全 10 枚 拡大写真

新旧『ジューク』を見較べると“大筋”では変化の度合いは小さい。個性的なこのクルマのスタイルには、不評なココに修正をかけよう…といった話は不要だったのだろう。

【画像全10枚】

が、よく見ればディテールが変えられている。前後ランプやグリルの形状が変わり、前後バンパーも目にウルさくならないギリギリのところで新たな造作、表現が加わった。LEDウインカー内蔵のドアミラーも新形状だが、これは丸みを帯びていた従来型のほうが、室内から眺めていて(鏡面も従来型は優しい丸みがあったので)目に馴染んだ、と思った。

試乗車は「15RXパーソナライゼーション」で、カタログの表紙と同じ新色の“サンライトイエローP”にホワイトパーツを組み付けたクルマ。パーツは外観ではドアミラー、ドアハンドル始め、ディーラーオプションのヘッドランプフィニッシャー、フロントバンパーフィニッシャー、ホイールステッカーなど。内装ではセンターコンソールやシフトノブ、ドアトリムとパワーウインドスイッチフィニッシャー、ステアリングのステッチなどの“挿し色”が専用。90パターンという選択肢があるのだそうで、その中からチョイスして、自分好みに仕立てられる。試乗車はその一例という訳だ。

以前にボディストライプの入った仕様があったが、さすがにあれは大胆…という気もした。なので、少々シャイなオーナーでも、アクセント的にドアミラーの色を選んで楽しむ、という程度ならアリだと思えるに違いない。17インチタイヤを履き、まだ下ろしたばかりの個体だったせいか、足回りがこなれるのはこれからか…の印象も持った。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. SUBARU公認の結婚指輪、ペアのリングから六連星が浮かび上がる…12月24日発売
  2. 日産『ティアナ』新型、HUAWEIの最新コックピット搭載で約310万円から…広州モーターショー2025
  3. 550馬力のマッスルカー『チャージャー スキャットパック』、4ドアの米国受注開始…6万ドル以下で最強のセダンに
  4. トヨタの米国ミニバンが「エスティマ難民」の受け皿に? 新型発表で高まる「日本導入」への期待
  5. 日産版の三菱アウトランダー!? 北米発表に「まんまやんけ!!」「かっこよ!」など日本のファンからも反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る