タカタ製エアバッグの不具合、対象車を780万台に拡大…米NHTSA

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2003‐2007年モデルのホンダ アコード(日本名:インスパイア)
2003‐2007年モデルのホンダ アコード(日本名:インスパイア) 全 2 枚 拡大写真

タカタ製エアバッグの不具合に関して、米国でリコール(回収・無償修理)作業が進んでいない問題。米当局が、顧客に早期のリコール作業を求めるとしている対象車種を、大幅に拡大した。

これは10月22日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。顧客にリコール作業を促すとしている対象台数を、10月20日発表の約474万台から、約780万台に拡大している。

このリコールは、タカタ製の助手席エアバッグのインフレータ(膨張装置)の不具合が原因。ガス発生剤の成型工程や成型後の吸湿防止措置が正しく行われず、密度が不足したガス発生剤が組み込まれた可能性がある。これにより、エアバッグ展開時にインフレータ内圧が異常上昇。インフレータ容器が破損して飛び散り、出火や乗員が負傷する恐れがあるという内容。

今回、NHTSAが修正した内容では、当初の約474万台を1.6倍の約780万台へ拡大。その内訳は、ホンダが約505万台で最多。トヨタが約88万台で、これに続く。以下、日産が約69万台、BMWが約63万台、マツダが約6.5万台。

また今回、新たに、クライスラーグループ約37万台、フォードモーター約6万台、三菱自動車およそ1.2万台、スバル約1.7万台が追加されている。

《森脇稔》

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