トヨタ福市専務「将来に展望が開けてきたことで財布のひもが緩んでいる」

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トヨタ自動車 福市得雄 取締役専務役員とレクサスRC
トヨタ自動車 福市得雄 取締役専務役員とレクサスRC 全 3 枚 拡大写真

トヨタ自動車の福市得雄専務役員は10月23日に東京本社で開いた新型車発表会で、消費増税後に新車販売が伸び悩む中、レクサスを始めとする高級車の販売が好調なことについて「将来に展望が開けてきたことで財布のひもが緩んでいるのではないか」との考えを示した。

福市専務は自らが担当するレクサスブランドの『NX』を引き合いに出し、「先日発売したNXも400万~500万円する。普通のサラリーマンで考えると500万円といえば相当なお金になる。年間所得に近い、またはそれ以上の車を、幸いにして好評で色んな方が買っていく。なかには別のものを注文していたが、それをキャンセルしてNXに乗り換えているというお客様もいる。出した我々の方が驚くほど、多くの方に賛同頂いて買って頂いている」ことを披露。

その上で「たぶん貯金はあるのだと思う。リーマンショック以降も貯金はあったが、買うのは非常にリスクがあった。この先どうなるかわからないから買い控えしていたのではないか。トヨタブランドの『クラウン』もアベノミクスの前だったら、お金は持っていてもリスクがあって買わなかったと思う。ところがアベノミクスで株価が上がり、将来に展望が開けてきたとたんに財布のひもが緩んだのではないかと思う」と述べた。

《小松哲也》

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