【スバル レガシィ 新型発表】スバルの代名詞、6代目に進化…286万2000円から

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スバル レガシィ 新型と吉永泰之社長(左)
スバル レガシィ 新型と吉永泰之社長(左) 全 19 枚 拡大写真
富士重工業は24日、6代目となる新型スバル『レガシィ』を発表、同日より販売を開始した。新型レガシィは、これまで主力モデルであった「ツーリングワゴン」を廃止、セダンの「B4」とSUVクロスオーバーの「アウトバック」の2車種体制となる。価格は286万2000円(B4、税込み)から。

新型はスバルのフラッグシップモデルとして、質感と機能性を大幅に向上した。

最新のスバルデザインを取り入れ、バンパー一体となるヘキサゴングリル、ホークアイヘッドランプを採用。他モデルとのイメージの共通化をはかる。B4は、フラッグシップセダンとして「高品位なスタイリング」を追求。塊感のあるフォルムと伸びやかなシルエットを実現した。アウトバックは、「アウトドアギア」としての機能性や力強さをより色濃くした。ボディ下部のプロテクションパネルやフォグランプ、ルーフレールなど上級クロスオーバーとしての魅力をアピールする。

インテリアは、快適さとスポーティさの両立し、インフォテイメントの楽しさを提供する新世代のインテリアを実現させたという。筒型2連メーターの中央には「アイサイト」の作動状況などがわかるディスプレイを配置。上級グレードでは、先進的な印象を高めるメーターリング照明も設定。ブルーを基調としながら、走行状況によって色を切り替える。

Aピラーの付け根を前に出すことで室内空間を広くとり、ドアミラーのショルダーマウント化などによりドアミラー前方の死角を減らし視認性を高めた。また、乗員の座面を従来よりも高めに設定し、自然な着座姿勢と開放感ある視界を確保した。

走行性能に関しては、ボディやサスペンションの取り付け部の剛性を高めたほか、サスペンションのスタビライザー改良、ショックアブソーバーの減衰特性最適化などにより、高い操縦安定性と感性に訴えかける走りを実現したとしている。上級グレードには新バルブの採用、フロントストラットシリンダ径拡大により、ダンパーのピストン速度域に応じた減衰特性の設定が可能となる「スタブレックス・ライド」を採用。コーナリングなどでの走行性能を高めた。

パワートレインは、175psの2.5リットル水平対抗4気筒自然吸気エンジンで統一。従来型から約8割を新規設計とし、実用域での使いやすさと燃費性能を向上させた。「このボディサイズ、走りに最適なエンジンだ」とスバルは説明する。JC08モード燃費はB4が14.8km/リットル、アウトバックが14.6km/リットル。

トランスミッションは、スバル独自のチェーン式CVT「リニアトロニック」。さらに全車シンメトリカルAWDを採用している。アウトバックのAWDには、滑りやすい路面などでエンジン、4輪の駆動力、ブレーキなどを最適化し統合制御する「X-MODE」も初採用した。

衝突軽減ブレーキ、全車速追従機能付クルーズコントロール機能を持つ「アイサイト ver.3」を全車標準装備としているのも大きな特徴だ。

オーディオではスバル車として初採用となる高級オーディオ「ハーマン/カードン サウンドシステム」を設定。12個のスピーカーによる高品質なサウンドにより、ドライブ空間を盛り上げる。

価格は「アウトバック」が313万2000円、「アウトバックリミテッド」が340万2000円、「B4」が286万2000円、「B4リミテッド」が307万8000円(すべて税込み)。月販台数はアウトバック800台、B4が400台を見込む。

《宮崎壮人》

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