マレーシアの中古部品市場、ASEAN最大…矢野経済研調べ

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア(イメージ)
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矢野経済研究所は21日、東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国の自動車リサイクルに関する調査結果を発表した。

日本製中古車部品市場のハブとなっているマレーシアにおける2013年の輸入中古部品市場規模は約231.6億円と見られており、域内で最大規模であることがわかった。

主要3カ国における規模は、約423億円。中古車部品の輸入が禁止されているインドネシア、ベトナム、また推定困難なミャンマーを除いて推定された。規模はマレーシアに続いてフィリピンが約98.9億円、タイが約92.4億円となった。

矢野経済研究所は、主要6カ国合計の使用済み自動車発生台数は2013年、42.2万台と推定した。自動車の平均使用年数が長く、各国の新車販売台数が増加をつづけているため、今度も増加すると予想。2020年までには98.3万台に増加すると予測した。使用済み自動車から発生する有価金属は、ベースメタルで96.1万トン、レアメタルで1416キログラムに達すると予想、資源確保の点でも対策が必要となるとの見解を示した。

矢野研究所は、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、ミャンマーの官公庁、業界団体、新車ディーラー、中古車販売業者、中古部品業者、自動車整備業者、自動車解体業者などを対象に調査を行った。

広瀬やよい

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