ナイジェル・マンセル の フェラーリ F40、およそ1億円で落札

自動車 ビジネス 海外マーケット
元F1ドライバー、ナイジェル・マンセル氏がかつて所有していた フェラーリ F40
元F1ドライバー、ナイジェル・マンセル氏がかつて所有していた フェラーリ F40 全 5 枚 拡大写真

イタリアのスーパーカーメーカー、フェラーリの名車、『F40』。元F1ドライバーがかつて所有していた1台が、オークションで高値落札された。

これは10月10日、ベルギーのリゾートで行われた競売大手、「ボナムズ」主催のオークションでの出来事。自動車部門のハイライトとして、元F1ドライバーのナイジェル・マンセル氏が、かつて所有していたフェラーリF40(1989年式)が出品されている。

フェラーリF40は1987年、フェラーリの創業40周年記念車として誕生。2936ccの排気量を備えたV8ガソリンエンジンを、2個のターボチャージャーで過給。最大出力478ps/7000rpm、最大トルク58.8kgm/4000rpmを引き出し、最高速は324km/hを誇った。市販車で最高速が320km/hを超えたのは、このF40が最初といわれる。

ナイジェル・マンセルは、1980年代のF1を代表するドライバーのひとり。1980年から1995年の16年間に、F1で31勝という輝かしい戦績を残した。しかし、ドライバーズタイトル獲得は1992年の1回だけ。アイルトン・セナやアラン・プロストとタイトル争いを演じながら、マシントラブルなど不運に見舞われ、あと一歩のところでタイトルを逃す場面が多かったことから、「無冠の帝王」と呼ばれた。

10月10日のオークションでは、このフェラーリF40の価格がみるみる上昇。最終的に、69万ユーロ(約9450万円)で落札された。主催のボナムズは、「フェラーリの人気は根強い。このF40も今回の出品車の中で、最高値をつけた」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
  4. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る