ルフトハンザドイツ航空、ガーナートCEO「レジャー客へのサービス提供を充実」

航空 企業動向
ルフトハンザドイツ航空 ガーナート CEO 会見
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ルフトハンザドイツ航空のカール・ウルリッヒ・ガーナートCEOは10月28日、都内で会見し、今後レジャー目的の利用者に向けた路線やサービスの提供を充実させる方針を明らかにした。

ガーナートCEOは「いま世界でみられる傾向としてはビジネスに比べてレジャーを目的に旅行する人が増えている。例えばドイツの空港を出発した人の72%がレジャー目的であるのに対し、ビジネスでの利用は28%にとどまっている。今後成長していくためにはレジャー目的のお客様に対して様々なプロダクト、サービスの提供を行っていくことが必要になる」と強調。

その上で「旅行の変化に我々はきちんと対応していく。そこで我々は2つのアプローチをとっていきたい。まずルフトハンザのブランドでは座席の構成を変えていく。例えば一部の機材に関してはビジネスクラスを18席、プレミアムエコノミーを19席、そしてエコノミーを262席にする。よりレジャーに焦点をあてた機材構成、路線に投資する。2015年秋からということになるが、今まで我々が入っていなかったような新規の市場にも参入していく」と説明。

「もうひとつのアプローチは傘下の格安航空会社、ジャーマンウィングスの活用も進めていく。ルフトハンザとは別のブランドとして、ローコストな様々な施策をとっていく。また同じく傘下の格安航空会社のユーロウィングスに関してはエアバス『A320』型機を導入し、他のヨーロッパ市場に展開を拡大していく」と述べた。

さらに「長距離路線の市場にローコストのオプションを活用できるが現在、検討を進めている。12月に経営陣が最終決定することになる。もし承認が得られれば、今後レジャー目的の長距離路線にローコストオペレーションを展開することになる」ことも明らかにした。

《小松哲也》

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