日産自動車は、西アフリカにおけるエボラ出血熱の流行に伴う支援として、リベリア政府に救急車を寄贈すると発表した。
リベリアは、西アフリカ地域でのエボラ出血熱の流行で、最も深刻な被害を受けている国のひとつ。今回寄贈する救急車は、SUV『パトロール』をベースに、ストレッチャーや応急処置用品を装備したもので、同国の大統領府を通じて各地に配備される。頑丈なつくりのパトロールはアフリカの道路条件に最適な車種で、医療従事者による支援を遠隔地まで届けることに貢献する。
日産は初動支援として数台を寄贈するとともに、それ以降は特別価格での車両提供を予定。現在、日産とリベリア政府機関の間で、現地の被害状況に基づいてニーズを分析しており、具体的な支援内容について話し合いを行っている。