【トヨタ エスクァイア 発表】「少し生活に余裕が出てくる40代」がターゲット

自動車 ニューモデル 新型車
トヨタ・エスクァイア
トヨタ・エスクァイア 全 8 枚 拡大写真

トヨタが発表、発売した5ナンバーサイズのミニバン『エスクァイア』は、既存車種をベースに、上級、上質なクルマをデザインすることが命題だった。

【画像全8枚】

トヨタデザイン本部トヨタデザイン部主幹の高澤達男さんによると、「5ナンバーのコンパクトキャブワゴンカテゴリーに上級、上質なクルマがないことから、そういうクルマを、『ヴォクシー』、『ノア』をベースにデザインすることが課題だった」と話す。

そのターゲットユーザーは、「40代で、末子が中学校くらい」と既存車種よりも若干年齢層が高く、また、子供が大きい。これは、「少し生活に余裕が出てくると考えたからだ」と高澤さん。

「その中には、このサイズのミニバンが欲しいという人たちがいる。その人たちに相応しい、現行にない上級、高級なクルマをデザインすることが命題だった」という。

しかし、「単に高級、きらびやかにするだけでは、拒否されてしまうのではないかと考えた。そこで、高級、上質にプラスして、モダンに見えるように表現した」と述べる。

ベースはノアだが、そこからの変更部位は限られている。「フロントではグリルとフォグランプカバー。リアでは、バックウインドウ下の黒とメッキのガーニッシュ部分。サイドでは、ベルトモールがステンレスの光りものとメッキのドアハンドル。こういった限られた部位で、上級、高級感と、モダンさを表現していった」と高澤さん。

「特にミニバンでそのクルマの性格を一番表現できるのはフロント部位だ。その中でもフロントグリルなので、そこに重点を絞って変更している」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. マツダ、クーペコンセプトと新型『CX-5』初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. レクサス『IS』改良新型、新フェイスの実車を初公開…米国仕様は「F SPORT」のみ
  5. ホンダ『CR-V』にハイブリッド、日本発売に先駆けプロトタイプ公開へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る