フォレスター STI 発表直前…お台場を走った!その走りと詳細をチェック
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フォレスターSTI tSのコンセプトモデルが最初に披露されたのは、8月末に開催されたスーパーGT第6戦鈴鹿ラウンドだった。その時は展示のみでドアオープンもされず、内装の確認はできなかったが、今回のモータースポーツジャパンではインテリアも見ることが可能だった。
STIモデルの基本をなぞるように、スポーティー感が溢れる黒いインテリアに赤いステッチが施されたシート、ステアリング、シフトレバーはもちろん、カーボン調の内装パネルなどで通常モデルとの差別化が施されている。
専用の260km/hメーターと、革巻きとステッチが施されたマルチファンクションメーターには、STIモデルならではのオープニング演出が行われるという。
エクステリアはフロントリップスポイラー装着され、フォグランプ周りやサイドの華飾パネルが専用品に交換されている。リヤ周りはブラックアウトされたリヤスポイラー、リヤアンダースポイラーが装着され、STIとtSのエンブレムが誇らしげだ。
グリルの中にはCVT用のオイルクーラーが設置されているのが注目点。サスペンションは若干のローダウン化がされており、チェリーレッドのスプリングが目に入る。ショックアブソーバーも銀色に塗装され専用セッティングが施されていると想像できる。最近のスバル車のサスペンションチューニングにおける定番となる、フレキシブルドローステフィナーをフロント右側に1本、リヤ側には左右に2本装着、さらにフレキシブルサポート・サブフレームと言う新しいパーツも投入されている。
モータースポーツジャパンではSTIの森宏志氏による同乗走行のデモランも行われた。激しいドライビングにおいても、リヤタイヤが浮き上がる事は見られなかった。森氏によれば「SUVなのでリヤの安定性が重要で、そのために横の動きはフレキシブルドローステフィナーで抑制し、上下の動きをフレキシブルサポート・サブフレームと言う、新開発のパーツで抑制させてあげることで追従性をあげている」とのことだった。
販売台数や価格などは明かされなかったが、その性能に期待できる走りを見せていた。
《雪岡直樹》