日野、14年度世界販売計画を下方修正…国内好調もインドネシアが押し下げ

自動車 ビジネス 企業動向
日野自動車 決算会見
日野自動車 決算会見 全 3 枚 拡大写真

日野自動車の市橋保彦社長は10月30日に都内で開いた決算会見で、海外の主力のひとつインドネシア市場の低迷を受けて2014年度のグローバル販売台数計画を当初の17万6600台から17万2300台に下方修正したことを明らかにした。

市橋社長は会見で「国内市場の上期実績は我々の想定を超える結果となった。国内は市場の強さを反映し、販売台数見通しも4万9500台から5万4000台に修正した」と述べ、国内については台数計画を積み上げた。

その一方で「海外は各市場の実態にそった補正を行い年度の販売台数見通しを12万7000台から11万8000台に引き下げた。内容は足踏み状態が続いているインドネシアの台数分が大半で7400台修正した」とし、国内外で明暗を分けた格好。このインドネシアの修正が響き、グローバルでは計画を引き下げた。ただ前年度に対しては3.6%のプラスを見込んでいる。

市橋社長は海外市場の見通しについて「インドネシア、タイどちらも今後の市場回復を見込んでいるが、インドネシアについては依然として足踏み状態が続いている。一方、タイについては足元での需要回復の兆しも一部で見え始めている。今後の需要回復のタイミングをしっかり見極めながら対応を考えていきたい。その他の国、地域では、北米や中南米、中近東、アフリカなど市場の拡大にしっかり取り組んでいくべくサービスを含めた日野ブランドの定着と拡販を推進していく」と述べた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 初の電動化、6気筒エンジン復活など話題満載!ポルシェ『911』最新世代「6モデル」を一挙スクープ
  2. 世界最高峰の装甲性能、新型SUV『アーセナル』間もなく発表へ…ティザー
  3. ホンダ『レブル250』ベースの新型コンプリート車発売!…4月の二輪車記事まとめ
  4. 総合商社恐るべし!? 伊藤忠がビッグモーター新会社へ社長・幹部ら50人超派遣[新聞ウォッチ]
  5. 「アルファード」フォロワー続々! 北京モーターショーで見た「衝撃の高級ミニバン」10選
  6. 選ぶのはどっち?『単筒式 vs 複筒式』サスペンションの内部構造を比較する~カスタムHOW TO~
  7. レイズ愛が海を渡る! 欲しいカラーを求めて逆輸入を敢行した強者ユーザー現る~2024 RAYS FAN MEETING~
  8. タミヤのフラッグシップ拠点、「プラモデルファクトリー」が移転 5月24日にリニューアル
  9. ルノー『キャプチャー』新型は都市型SUV市場をリードできるか[詳細画像]
  10. 熱き昭和のホンダ車が集結…第3回ホンダクラシックミーティング
ランキングをもっと見る