マツダは10月31日、2015年3月期の第2四半期累計(4-9月期)連結決算を発表した。営業利益が同期では初めて1000億円を突破するなど、各利益段階で最高を更新した。
消費税増税による国内の販売落ち込みを北米や欧州の2ケタ増でカバーし、グローバル販売は6%伸ばした。SKYACTIV技術搭載車の拡大による車種構成の改善や円安効果が利益を押し上げた。
営業利益は前年同期比41%増の1040億円、純利益は3.7倍の933億円となった。一方で通期は営業利益2100億円(前期比15%増)などの従来予想を据え置いた。都内で記者会見した小飼雅道社長は、「為替の動向などを慎重に見極めたい。ロシアを含む欧州など地域によっては経済が安定を欠くところもある」と、据え置き理由を説明した。