テスラ モデルS 2モーター4WDの「P85D」、日本納車は2015年夏以降

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テスラ モデルS
テスラ モデルS 全 2 枚 拡大写真

テスラモーターズが10月に米国で発表した『モデルS』の高性能版「P85D」。前後車輪軸にそれぞれモーターを配し691hpを発揮するスーパー4WDへと進化したこのモデルの、日本への納車時期が明らかになった。2015年夏以降、順次納車を開始する予定だという。

従来のモデルSは、後輪軸にのみモーターを搭載した後輪駆動車だった。新型となるP85Dでは、前輪側にもモーターを追加し、4輪駆動としているのが特徴。これによりトータル出力は691hp、100km/hまでの加速は3.3秒というスーパーカー並みの性能となった。ベンチマークとしたのは、なんと『マクラーレンF1』。テスラは「史上最高のスーパーカーを超えること目標とした。その目標は達成したと言える」と、その完成度を自負する。

また、フロントとリアのホイールにかかるトルクを独立的にデジタル制御することで、「これまでとは比較にならないほどのトラクションのコントロール性が実現、モーターが瞬時にレスポンスすることで、どんな状況下でも正確にコントロールされたパフォーマンスを発揮できる」としている。さらに後輪駆動の「P85」と比べ、高速走行で約16km航続距離を延長できる、とした。

P85Dの販売価格については未公表。日本では通常モデルの納車を開始したばかりのテスラモーターズ。日本での販売台数を公表していないが「売れ行きは予想以上」と話す。その性能と同様、価格も「スーパー」になることが予想されるが、この新型もまた大きな反響を呼びそうだ。

《宮崎壮人》

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