【スバル レガシィ 新型発表】エクステリアデザインの2つのイメージ

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スバル・レガシィアウトバック
スバル・レガシィアウトバック 全 16 枚 拡大写真

スバル『レガシィB4』のエクステリアデザインは、四足の動物が身構えたときの肩や腰の筋肉をイメージしているが、もうひとつイメージしたものがあるという。

富士重工業スバル商品企画本部デザイン部主査の板野龍仁さんは、まず「アウトバック」のデザインについて、「近年SUVが世界的に流行っている。以前のSUVはクロカンなどアウトドア志向のデザインが多かったが、最近は乗用車化して洗練された街乗りのSUVが多数派だ。しかし、アウトバックはパッと見たときに週末にレジャーを楽しむための、週末のためのアウトドアギアという装いを表現したいと思った」と話す。つまり、「ウィークエンドは山などでレジャーを楽しむためのクルマという表現をしたかった」と述べる。

一方「B4のデザインのキーワードは逞しさと俊敏だ。フェンダーのちょっとしたボリューム感や張りは、四足の動物が身構えたときの肩とか腰の筋肉というのをイメージしている」という。

そして、もうひとつ板野さんがイメージしたものがある。それは、「昔ラグビーをやっていた人がいま、スーツを着て仕事をバリバリやっているイメージ。骨太でしっかりとした筋肉を持っている頼りがいのあるような、そして、鈍重ではなく俊敏に動けるような、逞しい力強い上質なセダンを表現した」と説明。

板野さんは、「以前よくラグビーを見に行っていたのだが、観客席のOBの後ろ姿を見ると、肩の筋肉が紺のブレザー越しに張っていて、あ、この人は昔ラグビーをやっていたんだろうな、そしていまは商社でバリバリ働いているんだろうなという、そんな雰囲気を服の上からも隠しきれない色気とともに感じる人がいる。その雰囲気をB4で表現したかった。B4が走っているところを見てもらうと、ぐっと力強いスタンスを感じてもらえるだろう。それが取ってつけたようなフェンダーの盛り上がりではなく、かといって取り込みすぎていない抑揚のあるデザインで表現しているのだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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