【VWポロ TSIコンフォートライン 試乗】VWらしい安心感と快適性に「文句無し」…島崎七生人

試乗記 輸入車
VWポロTSIコンフォートライン
VWポロTSIコンフォートライン 全 10 枚 拡大写真

新型VW『ポロ』の標準モデルが、この「TSIコンフォートライン」だ。とはいえプリクラッシュブレーキシステム(Front Assist Plus)、シティエマージェンシーブレーキなど能動的安全性に関する機能は標準搭載する。

外観ではホイールがアルミではなく鉄ホイール+ホイールキャップに(タイヤサイズは上級グレードと共通)。またフロントフォグランプも省略される。が、眺めているうちプレーンな外観は「これこそポロ!」と思えてきた。タイヤサイズをもっと落としてもいいほど、ですらある。

室内では“3連ダイヤル”の空調スイッチが目にとまる。これはこれでプリミティブなようだが直感操作が可能で本当は使いやすい。

運転ポジションにもよるかも知れないが、今回、夜間の試乗もしたところ、ステアリングコラム右手のライトスイッチ(ダイヤル)のバックライトがドアガラスに“窓映り”し、ドアミラーの視野と重なることに気づいた。角度の関係から、スイッチの位置をあと少し下げれば解決できそうだが…。

走りは文句なく、安心、快適だ。ボディ剛性の高さ、電動パワステのしっかりした手応えなどがいい。1.2リットルの4気筒ターボエンジン(90ps / 16.3kg-m)も十分な性能を発揮してくれ、6速DSGは素早いキックダウンにもごくスムースに反応してくれる。100km/hは6速で2100rpm程度で、高速走行時の快適性や安定性の高さ、フラットな乗り味は、VWのコンパクトカーらしいところ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  2. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  5. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る