民間調査会社のオートデータ社は11月3日、10月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は128万1313台。前年同月比は6.1%増と、8か月連続で前年実績を上回った。
米国ビッグ3では、首位のGMが22万6819台を販売。前年同月比は0.2%増と微増ながら、2か月連続で前年実績を上回った。シボレーブランドの主力中型セダン、『マリブ』が、29.3%減の1万1131台と、2か月ぶりに減少。主力の大型ピックアップトラックの『シルバラード』は、前年同月比10.1%増の4万6966台と、7か月連続で前年実績を上回る。
トヨタを上回り、2か月連続で2位のフォードモーターは、18万7897台を販売。前年同月比は1.8%減と、2か月連続の前年実績割れ。主力中型セダンの『フュージョン』が、5.1%増の2万2846台と、6か月連続で増加。主力SUVの『エスケープ』は、12%増の2万4919台と、2か月ぶりのプラス。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、0.6%減の6万3410台と、3か月連続で前年実績を下回った。
クライスラーグループは、トヨタを下回り、4位に後退。その販売台数は17万0480台で、前年同月比は21.7%増と55か月連続のプラスを維持した。大型ピックアップトラックの『ラム』が、33%増の3万9834台と引き続き好調。クライスラーブランドでは、新型セダンの『200』が、40%増の1万1675台と大きく伸びる。
日本メーカーのビッグ3では、3位に復帰したトヨタが、18万0580台を販売。前年同月比は6.9%増と、8か月連続で前年実績を上回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、13.8%増の3万3164台と、3か月ぶりに増加。大幅改良を受けた2015年モデル投入の効果が出た。新型『カローラ』も5.6%増の2万4959台と、2か月ぶりのプラス。『RAV4』は2万1524台を販売し、前年同月比は22.4%増と、好調が持続する。
ホンダは日産を上回り、7か月連続の5位。10月は12万1172台を売り上げ、前年同月比は5.8%増と、3か月連続で前年実績を上回る。主力車の中では、『アコード』が2万7128台で、前年同月比は7.8%増と7か月連続のプラス。『CR‐V』も2万9257台を売り上げ、前年同月比は29.7%増と、2か月連続で増加。『フィット』は10月の新記録の6851台を販売。前年同月比は83.4%の大幅増。
6位の日産は、10万3117台を販売。前年同月比は13.3%増と、13か月連続の前年実績超え。主力の『アルティマ』(日本名:新型『ティアナ』)が2万3544台を販売。前年同月比は8.1%増と、3か月連続で前年実績を上回る。『セントラ』は、56.3%増の1万3129台と、大幅増を維持。2013年12月にモデルチェンジした主力SUV、新型『ローグ』は1万4685台を売り上げ、前年同月比は13.7%増と3か月連続で前年実績を超えている。