日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が11月4日に発表した10月の新車販売統計(速報)によると、総台数は前年同月比6.0%減の39万6508台となった。
7月から4か月連続のマイナスであり、消費税引き上げ前の駆け込み需要による反動減が長引いている。このうち登録車は9.1%減の24万511台で、8月から3か月続けての減少だった。登録車は落ち込み幅が大きく、「年内まで厳しい状況が続くのではないか」(富士重工業の吉永泰之社長)との見方が有力となっている。
9月に小幅プラスだった軽自動車は0.7%減の15万5997台と、2か月ぶりにマイナスに転じた。注目の販売トップ争いは、1-10月の累計シェアでスズキとダイハツ工業が30.4%に並んだが、台数ではスズキが約900台リードした。