ホンダの米国法人、アメリカンホンダは11月3日、10月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は12万1172台。前年同月比は5.8%増と、3か月連続で前年実績を上回った。
ホンダブランドの乗用車系では、2012年秋に発売した新型『アコード』が、2万7128台を販売。前年同月比は7.8%増と、7か月連続で増加した。『フィット』は10月の新記録の6851台を販売。前年同月比は83.4%増と大きく伸びた。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、主力車種の『CR-V』が、10月としては過去最高の2万9257台。前年同月比は29.7%増と、3か月連続で前年実績を上回る。大幅改良を受けた2015年モデルを、10月に投入した効果が出た。一方、日本仕様とは異なる北米専用ミニバンの『オデッセイ』は、前年同月比7.8%減の8271台と、3か月ぶりに減少した。
アキュラブランドでは、新型セダンの『TLX』が10月、4890台と良好な立ち上がり。アキュラブランドのベストセラーセダンに君臨した。しかし、『ILX』は大幅改良を控え、19.3%減の1618台と、3か月ぶりに減少する。
アキュラブランドのSUVでは、2013年にモデルチェンジした『MDX』が、前年同月比5.1%減の5324台と、2か月ぶりのマイナス。『RDX』も3178台にとどまり、前年同月比は4.7%減と、2か月ぶりに減少した。
ホンダの2014年1-10月米国新車販売は、前年同期比0.6%増の128万1777台。アメリカンホンダのジェフ・コンラッド上級副社長は、「2015年モデルのCR-Vが好調。フィットの成功は、ホンダの小型車ラインナップ構築において、重要なステップ」とコメントしている。