幻の名車、スバル P-1 とオオタ OC型 も…クラシックカーフェス in 桐生[写真蔵]

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
スバル・1500(P-1)
スバル・1500(P-1) 全 32 枚 拡大写真
11月2日に開催された「第9回クラシックカーフェスティバル in 桐生(主催は同実行委員会)」には、毎年メーカーや博物館から非常に珍しいクルマが出展される。今年は『スバル1500(P-1)』とオオタ『OC型』が展示され、大いに注目を集めていた。

富士重工業が出展したP-1は、スバル『360』が発表される5年前の1954年2月に既に試作車が完成されていた。しかし、当時の市場状況や、その他の事情から実際には市販されなかった。エンジンは水冷4サイクルOHVで、排気量は1500cc、55馬力を誇った。なお、最初に“スバル”を名乗ったのはこのクルマであった。

ボディサイズは全長4235mm、全幅1670mmと堂々たるもので、当時のクラウン(4285mm、1680mm)とほぼ同じ大きさである。

オオタOC型は、日本の自動車の黎明期である戦前から戦後にかけて存在した自動車メーカーで、太田祐雄氏が1912年に設立した。今回出品されたOC型は、近年レストアが完成したクルマで、1936年型だ。オーナーによると、16台生産されたうちの1台だという。エンジンは750cc4気筒サイドバルブである。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ムーヴ』開発責任者が語る、スライドドアを採用した「3つの理由」
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  4. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  5. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る