スズキ 鈴木会長「ダイハツさんとは20年から30年トップ争い」

自動車 ビジネス 企業動向
スズキ鈴木修会長(参考画像)
スズキ鈴木修会長(参考画像) 全 2 枚 拡大写真
スズキの鈴木修会長兼社長は11月6日に都内で開いた決算発表会見で、国内軽自動車販売の首位争いについて「今日に始まったものでなく、ダイハツさんとは20年から30年トップ争いをやっている」と語った。

今年1-10月の軽自動車販売シェアは、スズキが僅差でダイハツをリードし、9月までの順位を逆転させた。一方でここ数年でのホンダや日産自動車の本格参入もあって、販売競争は激化。業界内では販売店による自社登録(届け出)が急増しているとの指摘もある。

鈴木会長は「ここ8年くらいウチが2位に甘んじている」としたうえで、「企業の発展に競争は必要だし、永遠に続く。死に物狂いでやっているわけだから」と述べた。ダイハツがトップに立った当時、鈴木会長は「当社は、お行儀のよい売り方をしていく」と、収益重視ともとれる発言をしていた。

だが、この局面では「競争」を全面に打ち出す姿勢が目立つ。スズキは14年の初めに投入したSUVの『ハスラー』が大ヒットしており、長年の経験から「攻め時は今」といった、業界最長老の“勝負カン”のようなものも伝わってくる。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ポルシェ、電動化戦略を大幅見直し…内燃エンジンモデル拡充へ
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. トヨタ『ランドクルーザー250』、米2026年型は今秋発売…日本にない326馬力「i-FORCE MAXハイブリッド」搭載
  4. 日産の新デザイン、『セントラ』新型を米国発表…「Vモーショングリル」に新解釈
  5. 「かつての『サニー』が随分と立派に…」日産の新型セダンが話題に!進化したVモーションにも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る