住友金属鉱山、福島県双葉郡に二次電池用リチウムの生産拠点を新設

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住友金属鉱山、二次電池用ニッケル酸リチウムの生産能力を増強
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住友金属鉱山は、福島県双葉郡楢葉町に二次電池用正極材料であるニッケル酸リチウムの生産拠点を新設すると発表した。

同社では、ニッケル酸リチウムを、これまで磯浦工場(愛媛県新居浜市)で生産してきたが、同工場が今後、設備を増強する敷地、建屋の余裕がない。複数拠点での生産により供給リスクの分散を図ることもあって、新たに福島県双葉郡楢葉町にある日本化学産業の福島第二工場(楢葉南工業団地内)を借用し、生産設備を設置する。

設備投資は、楢葉町の工場に約40億円を計画。楢葉町へ進出するため、100%の子会社「住鉱エナジーマテリアル」を設立した。資本金は1億5000万円。

住鉱エナジーマテリアルが日本化学産業の福島第二工場の建屋を賃借し、順次生産設備の設置工事を開始する。工事は2015年12月に完成する予定。

操業開始時には約30人規模の従業員数を予定しており、同地域で新たに20人程度を新規採用する計画。また、日本化学産業は二次電池用正極材料の生産技術を持つことから、今回のニッケル酸リチウムの増産では、日本化学産業の福島第一工場(福島県双葉郡広野町)に、ニッケル酸リチウムの製造工程の一部を委託する。

《レスポンス編集部》

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