田中貴金属、スパークプラグ電極用白金チップを提供開始…材料コスト半減

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新開発したスパークプラグ電極用白金チップ
新開発したスパークプラグ電極用白金チップ 全 2 枚 拡大写真

田中貴金属は、材料コストを半減できるスパークプラグ電極用白金チップを開発、2015年1月から評価サンプルの提供を開始すると発表した。

【画像全2枚】

自動車エンジンなどに用いられるスパークプラグの放電部となる電極には、長寿命化を図るために白金合金チップが使用されている。近年、直噴ターボエンジンの採用が一般的になりつつあり、スパークプラグに対し高い耐久性が求められているが、白金の使用量が増えるため、材料コストの増加が課題となっていた。

従来製品はチップ全体が白金合金の無垢材だったが、新製品は、クラッド技術を活用することで、放電に寄与する部分にだけ白金合金を使用し、放電に寄与しない部分を電極の台座と同じニッケルで構成可能。これにより、従来製品と同じパフォーマンスを保有しながら、材料コストを最大で5割削減することができる。

《纐纈敏也@DAYS》

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