田中貴金属、スパークプラグ電極用白金チップを提供開始…材料コスト半減
自動車 ビジネス
企業動向

自動車エンジンなどに用いられるスパークプラグの放電部となる電極には、長寿命化を図るために白金合金チップが使用されている。近年、直噴ターボエンジンの採用が一般的になりつつあり、スパークプラグに対し高い耐久性が求められているが、白金の使用量が増えるため、材料コストの増加が課題となっていた。
従来製品はチップ全体が白金合金の無垢材だったが、新製品は、クラッド技術を活用することで、放電に寄与する部分にだけ白金合金を使用し、放電に寄与しない部分を電極の台座と同じニッケルで構成可能。これにより、従来製品と同じパフォーマンスを保有しながら、材料コストを最大で5割削減することができる。
《纐纈敏也@DAYS》