国土交通省、車両重量の悪質違反者に対する取り締まりを強化

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国土交通省、車両重量違反の悪質違反者への罰則を強化
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国土交通省は、車両重量が基準の2倍以上の悪質な違反者を即時告発する「車両の通行の制限について」などを一部改正する。

昨今、道路の老朽化対策が喫緊の課題となっており、道路の維持・修繕をより適切に実施していく必要がある一方で、道路劣化に与える影響が大きい重量を違法に超過した大型トラックなどへの対策が求められている。

国などが実施した実験結果によると、道路橋の劣化に与える影響は、軸重20トンの大型トラック1台は、10トン車の約4000台相当となり、全走行車両の0.3%の重量を違法に超過した大型車両が、道路橋の劣化の約9割以上を引き起こしている。

これまで違反で重大交通事故を発生させた者や指導したにも係わらず違反を繰り返す常習違反者を対象に告発してきたが、今後は、特に基準の2倍以上の重量超過悪質違反者に対して、現地取締りで違反を確認した場合、その場で告発(レッドカード)の対象とするなど、違反者に対する取締りを強化する。

告発による罰則には、道路法102条によって100万円以下の罰金などが課せられる。12月中旬に改正して、2015年2月から施行する予定。

これら車両の通行制限の一部改正について意見を募集する。

期間は11月7日から12月7日まで。

《レスポンス編集部》

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