テイン、2015年新商品発表…スタイルと乗り心地を両立する『FLEX A』

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テインの新商品「FLEX A」を装着したヴェルファイア
テインの新商品「FLEX A」を装着したヴェルファイア 全 7 枚 拡大写真

テインは、同社車高調シリーズに新機構ハイドロ・バンプ・ストッパー(H.B.S.)を採用した新商品『FLEX A』を2015年2月より順次発売する。新商品は、サスペンションストロークに余裕を与える新機構を取り入れることで、車高調整の楽しみと乗り心地の両立を実現させたという。

同社が2015年に投入する新商品「FLEX A」は、ストリートユースの車高調整式サスペンション。一番の特徴は、新機構となるハイドロ・バンプ・ストッパー(H.B.S.)の採用だ。

一般的なショックアブソーバには、底付きによる破損を防ぐためバンプラバーが装着されているが、H.B.S.では、通常バンプラバーが受ける衝撃を主にショックアブソーバ内部で吸収させる。

その仕組みは、ショックアブソーバー内にスイッチを用意、バンプラバーが働く領域に入るとダンパーの減衰力を高めることで、バンプラバーと同様な効果を持たせるというもの。ウレタンやゴムなどの素材を使うバンプラバーと比べ、反発力が発生しないので車両の挙動を乱すことがなく、また、H.B.S.の採用でバンプラバーを短縮することができ、サスペンションストロークに余裕が生まれることで乗り心地の向上にもつながったという。

FLEX Aの開発を担当する同社の菅野一平氏は「ハイドロ・バンプ・ストッパー(H.B.S.)を採用することで、車種にもよりますがウレタンのバンプラバーを50mmから10mmに短縮することができました。これにより、サスペンションストロークに40mmの余裕が生まれ、乗り心地に対してストロークを有効に使えるのが大きなメリットとなります」と製品の特徴を話す。

ターゲットとなるユーザーについて、菅野氏は「FLEX Aでは、ストリートユースをメインに、中低速走行時の乗り心地の良さに加えて、高速走行時にふらつきのない乗り心地を目指しました。これまで車高調整でスタイリングを優先させると乗り心地の部分は諦めていた方も多いと思いますが、新商品ではスタイルと乗り心地の両立に満足していただける製品になると思います」と話した。

FLEX Aのラインナップは、トヨタ『86』やスバル『WRX STI』(VAB)などのスポーツモデルのほか、トヨタ『アルファード』/『ヴェルファイア』(10系、20系)、日産『エルグランド』、ホンダ『オデッセイ』などのミニバン系、『プリウス』(30系)など、30車種以上に順次拡大予定。

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