立体駐車場の消火設備が衝突で破壊、消火剤が道路を埋め尽くす

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9日午後0時30分ごろ、愛知県名古屋市中区内にある自走式の立体駐車場で、場内走路を走行していた乗用車が路外に逸脱し、消火設備に衝突する事故が起きた。この事故で設備が損壊し、周囲の道路に大量の化学消火剤が拡散した。運転者は逃走している。

愛知県警・中署によると、現場は名古屋市中区大須3丁目付近にある自走式の立体駐車場ビル(地上9階、地下1階)で、2階から3階に向かう場内走路を走行していた乗用車が路外に逸脱。壁面部分に設置された消火設備に衝突。装置を始動させるレバーを損壊させた。

レバー損壊によって消火装置が作動し、天井部分に設置されていたスプリンクラーが一斉に作動。大量の化学消火剤が2階部分に撒かれたが、これがスロープを伝って流れ出し、建物外の一般公道を埋め尽くす勢いで拡散。通報を受けて駆けつけた消防も除去作業を行ったが、ビルの周囲が一時通行止めとなった。

事故を起こしたクルマの運転者は車両を放置して逃走しており、警察は所有者や使用者から器物損壊容疑で事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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