立体駐車場の消火設備が衝突で破壊、消火剤が道路を埋め尽くす

自動車 社会 社会

9日午後0時30分ごろ、愛知県名古屋市中区内にある自走式の立体駐車場で、場内走路を走行していた乗用車が路外に逸脱し、消火設備に衝突する事故が起きた。この事故で設備が損壊し、周囲の道路に大量の化学消火剤が拡散した。運転者は逃走している。

愛知県警・中署によると、現場は名古屋市中区大須3丁目付近にある自走式の立体駐車場ビル(地上9階、地下1階)で、2階から3階に向かう場内走路を走行していた乗用車が路外に逸脱。壁面部分に設置された消火設備に衝突。装置を始動させるレバーを損壊させた。

レバー損壊によって消火装置が作動し、天井部分に設置されていたスプリンクラーが一斉に作動。大量の化学消火剤が2階部分に撒かれたが、これがスロープを伝って流れ出し、建物外の一般公道を埋め尽くす勢いで拡散。通報を受けて駆けつけた消防も除去作業を行ったが、ビルの周囲が一時通行止めとなった。

事故を起こしたクルマの運転者は車両を放置して逃走しており、警察は所有者や使用者から器物損壊容疑で事情を聞く方針だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. トヨタ『ハイラックス』新型、まずはディーゼルの5グレードを豪州発売…約355万円から
  3. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
  4. トヨタ『RAV4』新型、ジェイテクトの協調操舵技術「Pairdriver」初搭載
  5. 「5速MTを残すのは漢」新型スズキ『ワゴンR』に反響続々! デザイン統一にも「思い切ったな」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る