OKI、トンネル点検の効率化を図る「打音検診装置」を開発

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打音検診装置イメージ図
打音検診装置イメージ図 全 2 枚 拡大写真

OKIはトンネル点検での作業の効率化を実現する「打音検診装置」を開発したと発表した。

打音検診装置は、トンネル壁面などのひび割れ・浮き・剥離といった変状を効率的に検診することが可能。今後、同装置をベースに、大日本コンサルタントと共同で、トンネル点検にかかわる業務を総合的に支援する「トンネル点検システム」を開発し、2015年度末までに商品化を行う予定だ。

近年、インフラ老朽化による安全・安心・事前保全の観点から、トンネル点検の重要性が注目を集め、全国各所のトンネルでの点検需要が高まっている。しかし、従来のトンネル点検においては、熟練工の手作業での業務が主体となっており、増加する需要に対し、熟練工の数が追い付かなくなっている。

OKIはこれらの点に着目し、従来培ってきた音響処理技術を利用して、容易に検診ができる打音検診装置を開発した。トンネル壁面を装置に内蔵された打撃ユニットでたたき、その打音をセンサーで収集、データを解析。壁面のひび割れ・浮き・剥離などの変状を効率的に検診し、点検結果を記録する。

OKIでは今回開発した装置をもとに、点検業務のコンサルタントを得意とする大日本コンサルタントと組むことにより、現場の作業から報告書の作成までの一連の点検業務の効率化を実現するシステムを開発し、トンネル点検業務の効率化を図る。

《村尾純司@DAYS》

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