ひき逃げ関与の警官を逮捕「酒を飲んでいたので言い出せなかった」

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10月下旬に埼玉県秩父市内で発生した重傷ひき逃げ事件について、埼玉県警は12日、現場近くに在住し、小川署の生活安全課に所属する56歳の警部補の男をひき逃げ容疑で逮捕した。飲酒運転の発覚を恐れて逃走したとみられ、容疑を大筋で認めている。

埼玉県警・交通捜査課、秩父署によると、問題の事故は2014年10月26日の午後5時35分ごろ発生している。秩父市下影森付近の市道で、徒歩で道路を横断していた83歳の男性に対し、交差点を右折進行してきた乗用車が衝突。男性は足を骨折するなどの重傷を負ったが、クルマはそのまま逃走した。

通行人が容疑車両のナンバーの一部を目撃しており、警察では現場周辺で似たようなナンバーを持つクルマをピックアップしたところ、小川署に所属する56歳の警部補の男が使用しているクルマと酷似していることが判明。警部補からも聞き取りを行っていたが、これに対しては「当日は現場に行っていない」と否認していた。

ところが11日夕方になって警部補が弁護士を伴って秩父署に出頭。「飲酒運転の発覚を恐れた」などと供述し、容疑への関与を大筋で認めたことから、12日に自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)と、道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

聴取に対しては「温泉施設で酒を飲み、帰宅する途中に事故を起こした。酒を飲んでいたので言い出せなかった」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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