【ストラーダ 美優Navi RX01 インプレ前編】市販初ブルーレイ内蔵、地図一新で表現力を極める

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
パナソニック ストラーダ CN-RX01WD
パナソニック ストラーダ CN-RX01WD 全 11 枚 拡大写真

単にカーナビとして目的地までをガイドするだけでなく、ドライブ中の安心安全と楽しさを同時に提供してくれるナビ、それがパナソニックのストラーダ『美優(ビ・ユー)Navi』だ。

「美優Navi」という新たな愛称も加わったこの「RX01」では地図データも一新し、今後の新たなストラーダの方向性も見出せるその魅力を身につけた。この冬商戦の注目モデルである美優Naviの上位モデルRX01について詳細レビューをお届けしよう。

◆市販初、ブルーレイディスク再生機能を搭載

カーナビ本来の役割といえば多くの人が「目的地までのルートをガイドしてくれること」と答えるだろう。確かにそれは間違いではないが、カーナビには他にも役立つ機能がある。その代表が車内でのエンタテイメント的な要素だ。長時間にわたる移動手段ともなるクルマにとって、これがきちんと機能するかどうかでドライブの楽しさは格段に違ってくる。そんな中、美優Naviは市販ナビとしては初めてブルーレイ(Blu-ray Disc:BD)再生機能を搭載した。

BDはDVDの5倍以上の容量を持つ光学ディスクのこと。高画質なハイビジョン映像を収録できる他、ハイビジョン画質にこだわらなければドラマやアニメの第1話から最終回までのワンクールをすべて1枚のディスクに収られる。既に家庭用BDレコーダーとして普及が進んでおり、パナソニックによれば5割以上の家庭で使われているという。こうした背景の下、家庭で録画したBDを車内に持ち込み、その映像を長時間にわたって楽しめるのが美優Naviだ。

BDドライブの搭載は、楽しめるエンタテイメント機能の幅も広げた。ハイレゾ音源を記録したBDオーディオを48KHz/20bitに変換して再生可能となった。CDよりも高音質の音楽をたのしめるということだ。もちろん、このドライブは、DVDやCD再生にも対応し、CDを再生すれば最大8倍速でSDカード(別売)に高速リッピングも可能。手持ちのCDもアッという間に録音できてしまう。

◆「音の匠」がパワーアップ、3つの再生モードで高音質体感

サウンド面では、ストラーダ自慢の再生モード「音の匠」が心地良いサウンドを提供する。しかも、この音の匠が大きく進化し、新たに車のスピーカーの形態を意識して最適となるサウンドチューニングを3モード用意した。

音質を重視したいときは、音のプロがスタジオマスターサウンドに近い音を再現した「TAKUMI マスターサウンド」がベスト。とくに音の再現力が高い2ウェイスピーカーシステムを備えたクルマだとこの効果をよりハッキリ体感できる。左右にフルレンジのスピーカーしか備わっていない場合は、高域を強調してメリハリのある音楽を楽しめる「KIWAMI 高域強調」がオススメだ。また、ドライブ中に会話をしながら音楽をBGMとして楽しみたいときには「NAGOMI 会話重視」を選ぶといい。いずれも、空気感や躍動感といった音楽性を感じられる仕上がりになっている。

また見逃せないのが、別売のカメラ付きリアモニター(CA-RMC900D:2014年冬発売予定)との組み合わせだ。高画質伝送が可能なHDMI端子でナビ本体と結ばれるため、リアモニターに映し出される地デジやBDなどの映像は鮮明そのもの。ニジミ一つ見られない。加えて、このモニターには広視野角のカメラが備わっていて、後ろを振り返らなくてもカーナビ画面で後席の様子がチェックできてしまう。カメラのレンズは車内が広いミニバンでもきっちりとカバー。暗いところでも感度は十分保たれており、夜間でも車内の様子はしっかり確認できた。子供やペットの様子をチェックするには重宝するに違いない。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. 軽EV市場に新顔登場、ホンダ『N-ONE e:』と競合する車種
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る