【トヨタ MIRAI 発表】加藤副社長「米国は17年末まで3000台以上」

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トヨタ自動車 加藤光久副社長
トヨタ自動車 加藤光久副社長 全 6 枚 拡大写真

トヨタ自動車は11月18日に東京都江東区の日本科学未来館で、燃料電池車(FCV)『MIRAI(ミライ)』の市販に向けた発表会を開いた。国内では12月15日に発売する。税込価格は723万6000円で、購入者には約200万円の国の補助金が支給される。

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国内の販売目標は2015年末までの初年度で400台としている。記者会見した加藤光久副社長は、海外の販売展開について「予定通り15年の夏から秋にかけて米国と欧州でも発売する」と表明した。当面の計画にも言及し「米国では17年末までに3000台以上、欧州は16年くらいに年間50台から100台規模を考えている」と語った。

日本では政府が15年度中に水素ステーションを現状の40か所から100か所に拡充する計画を推進中であり、販売は徐々に増加する見込み。米国は約3か年の計画を提示したが、17年末の累計規模としては日本を上回る可能性があり、対米向け市販でも先陣を切るトヨタの意欲がうかがえる。もっとも、加藤副社長は「革新的な技術を多数導入しているので、当初は1台1台をしっかり造って行きたい。まずは足元固めが重要だ」とし、量の拡大より品質最優先で臨む方針を示している。

《池原照雄》

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