ブリヂストンは、グループ会社であるブリヂストン アメリカス インクが米国サウスカロライナ州に建設中だった建設・鉱山車両用大型・超大型オフロードラジアルタイヤ(大型・超大型ORR)用の新工場が完成したと発表した。
同社では11月18日(現地時間)に開所式を実施。式典にはサウスカロライナ州およびエイケン郡関係者、取引先などが参加。開所式で西海和久COOは、「ブリヂストンは、高品質な北米製の建設・鉱山車両用ラジアルタイヤを鉱山ユーザーに提供するために技術力の向上と訓練に力を入れており、今後も世界中の鉱山ユーザーのために、より一層努力していく」と述べた。
北米では同社グループ初の大型・超大型ORR工場となる同工場は、2014年8月に生産を開始。生産能力は2020年上期に日産約130トンに達すると見込んでいる。大型・超大型ORRの生産は、これまで下関工場と北九州工場が担っていたが、今回、日本で培ってきた大型・超大型ORRの生産技術を伝承し、北米での生産を開始。同社グループの生産供給体制の強化を図る。