米国の自動車大手、フォードモーターは11月18日(日本時間11月19日)、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー14において、フォード『エクスプローラー』の2016年モデルを初公開した。
エクスプローラーは1995-2004年、米国のベストセラーSUVに君臨。現行エクスプローラーは、2010年に発表。フォードの新世代ガソリンエンジン、「エコブースト」を搭載。直噴ターボと可変バルブタイミング機構の組み合わせにより、排気量のダウンサイズを図りながら、パワーと環境性能を両立するもので、新型エクスプローラーでは、2.0リットル直列4気筒ターボが用意された。
ロサンゼルスモーターショー14で初公開された2016年型は、現行型のデビューから約4年を経て、初の大幅改良を受けたモデル。外観は、グリル、ヘッドライト、バンパーのデザインを見直し、表情を一新。リアは、テールライトを新デザインとした。
インテリアは、ドアアームレストの素材を見直し、クオリティを向上。インフォテインメントシステムは、タッチパネル方式から、スイッチ方式に改め、操作性を引き上げる。
2.0リットル直列4気筒ターボ「エコブースト」は、新型『マスタング』にも搭載された「2.3エコブースト」に置き換え。最大出力は270hp、最大トルクは41.5kgmと、2.0リットルに対して、出力は12.5%、トルクは11%向上。同社によると、高速道路での90-120km/hレベルでの加速性能は、10%高めているという。