マツダは11月19日、ロサンゼルスモーターショー14において、『CX-5』の改良モデルをワールドプレミアした。
エクステリアの特徴となるのは内部の造形を一新し、LED発光シグネチャーを採用することでより生命感を高めたヘッドランプだ。グレーメタリックの塗装を施したフィンも精悍で引き締まった表情を作る。
インテリアは電動パーキングブレーキの採用に伴い、上質ですっきりとしたセンターコンソールに仕上げた。金属調の加飾によって、造形の塊感や横方向への力の広がりを演出している。「マツダコネクト」を新採用。車内の収納スペース容量も拡大し、使い勝手を向上させた。
新構造の前後ダンパー、フロントロアアームのブッシュ形状を最適化するなどし、スムーズでフラットな質感高い乗り心地を提供する。走行時の車内騒音は従来モデルから10%軽減した。パワートレインに変更はないが、ATのガソリンエンジンモデルには走行モードの切り替えが可能なドライブセレクションを使用し、ドライバーの意に沿った走りをサポートする。引き続き採用されるAWDシステムには、新開発の低粘度化学合成オイルを使用し、実用燃費を向上させた。
さらに、アダプティブ・LED・ヘッドライトやレーンキープ・アシスト・システムを初採用。中高速走行時の衝突回避と被害軽減をサポートするスマート・ブレーキ・サポート、設定車速に応じた車間距離を保つマツダ・レーダー・クルーズ・コントロールも追加設定し、数々の安全技術でドライバーをサポートする。
CX-5は2012年にマツダの新世代商品ラインナップの第一弾として登場。導入以降も毎年改良を重ねアップデートされている。プレスカンファレンスで登壇した小飼雅道社長は、「我々は新型モデルに搭載された技術と概念を、現行モデルに次々と反映していく。今後も魅力ある商品を送り出していきたい」とした。