【F1】事故から7週間…ビアンキ、フランスの病院へ転院

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ジュール・ビアンキ(マルシャ)
ジュール・ビアンキ(マルシャ) 全 4 枚 拡大写真

10月5日に開催されたF1日本GPの決勝レースで大クラッシュを喫したジュール・ビアンキ。事故から7週間近く経った19日に家族が声明を発表。フランスの病院に転院したことを明らかにした。

レース終盤の43周目のダンロップコーナーでコースオフし、別のマシンの回収作業をしていた重機に激突。ビアンキはすぐに四日市市にある三重県立総合医療センターに緊急搬送され手術を受けた。しかし”びまん性軸索損傷”と診断され、その後も重篤な状態が続いており、彼の容態も考慮して転院がなかなか出来ない状態が続いていた。

ジュールは現在も重篤な状態が続いているが少しずつ容態が安定してきており、意識不明ではあるが自発呼吸もできるようになったとのこと。医師たちも母国フランスへ移送するのが可能と判断し、昨夜フランスのニース大学中央病院へ航空移送された。現在は、同病院の集中治療室で一刻も早い回復に向けた治療が続けられているとのこと。

家族は声明で「事故から約2ヶ月。治療が自宅から近い場所で可能になったことを感謝している。事故からずっとジュールをサポートしてくれた三重県立総合医療センターの医療スタッフ全員に感謝している。」とコメントを発表している。

重大な事故からの回復に向け、大きなステップを踏んだことになったが、意識の回復までにはもう少し時間を要しそうだ。

《吉田 知弘》

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