トヨタ、駐車場での安全支援技術を新開発…低速移動時の衝突回避にも対応

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ICS作動イメージ 全 6 枚 拡大写真

トヨタ自動車は11月20日、駐車場での新たな安全・支援技術として、低速での衝突回避支援・被害軽減に対応した「インテリジェントクリアランスソナー(ICS)」、パノラミックビューモニターの新画面モードを開発したと発表した。

ICSは、踏み間違いなどによる急発進時に、クリアランスソナーで障害物を認識して衝突被害の軽減に寄与する安全技術だ。今回、センサーの増設と検出距離の延伸により、検出範囲を拡大するとともに、制御ソフトを改良。従来のペダル踏み間違いによる衝突被害の軽減だけでなく、駐車場内の低速での移動や、車庫入れなど、ペダルの誤操作がない場合にも隣接車両や障害物との衝突回避や被害軽減を支援する。

また、駐車支援機能「インテリジェントパーキングアシスト2(IPA2)」では、従来のIPAにICSと連携した自動ブレーキによる「衝突回避/被害軽減支援機能」のほか、複数回の前後移動が必要な狭い駐車環境において、自動でステアリング操作を行う「切り返し支援機能」、前後が狭い縦列駐車空間からの出庫を半自動で行う「縦列駐車時の出庫支援機能」を追加。駐車場での使用性を大幅に向上させた。

さらに、車両を上から見下ろしたような映像をナビ画面に表示するパノラミックビューモニターに、新機能シースルービューを追加。スイッチ操作で車両の外側から見下ろしたような映像を表示する従来のムービングビューと、ドライバーの視線で車両を透かしたような映像を表示するシースルービューが選択できる。シースルービューでは、ムービングビューと比較して、障害物を大きく見やすい映像として表示する。

《纐纈敏也@DAYS》

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