マツダ アテンザ、CX-5 を大幅改良し2015年1月に日本発売…新型車技術をフィードバック

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大幅改良し発売するマツダ CX-5 とアテンザ
大幅改良し発売するマツダ CX-5 とアテンザ 全 18 枚 拡大写真
マツダは20日、ロサンゼルスモーターショーで発表したばかりの『アテンザ』および『CX-5』大幅改良モデルを、日本で2015年1月7日より発売すると発表した。

今回の改良では、先進安全技術「i-ACTIVSENSE」の中でも特にドライバーの認知支援を強化した。国内メーカー初となるLEDアレイ方式グレアフリー(防眩)ハイビームを備えた新世代ヘッドライトシステム「アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)」を搭載。また、従来の「リア・ビークル・モニタリングシステム(RVM)」の検知範囲を広げ、側方から接近する車両も検知する「ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)」、後退時に接近する車両を検知して警告する「リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)」機能を採用した。

そのほか、車線を認識してステアリング操舵トルクのアシストやステアリング振動警報によって運転操作をサポートする「レーンキープ・アシスト・システム(LAS)」や、高速走行時のドライバーの運転状態をチェックし、適度な休憩を促す「ドライバー・アテンション・アラート(DAA)」をマツダ車として初採用した。

走行性能では、新構造の前後ダンパー、フロントロアアームのブッシュ形状最適化などにより、スムーズでフラットな質感高い乗り心地を実現。また、NVH性能の向上を図り、車内に伝わる騒音を、アテンザでは荒れた路面走行時で従来比約10%、高速走行時で同約25%低減、CX-5では高速走行時に車内に伝わる騒音を従来比約10%低減した。

さらに両モデルとも外観・インテリアともにデザインを変更した。アテンザでは、水平基調を強めたフィンデザインと、より立体的な造形のシグネチャーウィングにより、精悍さとエレガントさを増したフロントフェイスを演出。リアビューは、LED発光シグネチャーを採用したリアコンビネーションランプにより、引き締まったデザインとした。

インテリアでは、ドライバーオリエンテッドなコクピット空間と、横方向にすっきりと広がるインストルメントパネル造形による開放的な助手席空間を両立。また、黒の本革内装と黒のファブリック内装を継承したうえで、白の本革内装はピュアホワイトに変更し、本革内装には新たなカラーコーディネーションを採用した。

CX-5は、フロントグリルにグレーメタリックで塗装した水平基調のフィンを採用し、精悍で引き締まったデザインへ深化。また、内部造形を一新し、ユニット内シグネチャーLEDランプを採用したLEDヘッドランプとLEDリアコンビネーションランプを装備した。

インテリアは、電動パーキングブレーキ(EPB)の全車標準装備に伴い、すっきり感と上質さを磨き上げたセンターコンソールとしたほか、ブラックの本革内装を継承した上で、本革内装にはピュアホワイトを新採用。ファブリックシートはセンター部分に新開発のグロスブロッククロスを採用した。

また両モデルとも、カーコネクティビティシステム「マツダ コネクト」を、ドライビング姿勢を崩すことなく操作ができるコマンダーコントロールと合わせて全車標準装備した。

価格はアテンザが276万4800円から396万9000円。CX-5が244万6200円から348万8400円。

《纐纈敏也@DAYS》

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