11月18日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー14。同ショーにおいて、フィスカーオートモーティブの元会長が、新型車を共同発表した。
これは11月20日、ロサンゼルスモーターショー14での出来事。米国カリフォルニア州に本拠を置く「Galpin Auto Sports」が、ヘンリック・フィスカー氏と共同で、『ロケット』を発表している。
ヘンリック・フィスカー氏といえば、フィスカーオートモーティブを立ち上げた創業者であり、プラグインハイブリッドスポーツカー、『カルマ』のデザイナーとしても知られる。以前は、BMWで『Z8』、アストンマーチンで『DB9』/『V8ヴァンテージ』のデザインを手がけた。
2013年3月、同氏はフィスカーオートモーティブの会長を辞任。ヘンリック・フィスカー会長は、資金不足によるカルマの生産停止を解消しようと、中国企業からの出資交渉を進めていた。他の取締役との間で、意見の相違があったため、会長職を辞し、フィスカーを去った。
ロサンゼルスモーターショー14で初公開されたロケットは、新型フォード『マスタング』をベースに開発。ボディは、独自設計のカーボンファイバー製パネルに交換されており、大きく口を開けたフロントグリルなどが、迫力を増している。
エンジンもフルチューン。その詳細は公表されていないが、V型8気筒ガソリンエンジンの最大出力を、725hpまで引き上げる。なお、このロケット、2014年12月から少量を生産し、2015年初頭から納車を開始する予定。