【ハイウェイテクノフェア14】目視点検が困難なエリアにラジコンヘリや球体ロボット…実証実験すすむ
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首都高グループの首都高技術(東京都港区)は、「無人航空機による道路構造物点検機器の開発」を展示。プロペラが4機付いたラジコンヘリで、「GPSによる自律航法システムで安定した飛行ができる。ラジコンと同じくプロポで操縦し、構造物に接近し空中停止(ホバリング)して撮影可能」と同社はいう。デモ展示では、カメラ搭載部分にGoProの「HERO3」が設置されていた。
ネクスコ東日本エンジニアリング(東京都荒川区)などは、完全自律飛行型無人飛行体(UAV)の可能性を紹介。カナダのAeryon社製UAVシステム(エアビークル、ベースステーション、タブレットなど)を採用し、「目視では発見しづらい構造物の点検、老朽化の早期発見、さらには災害時の早期復旧へ向けた俯瞰撮影などに活用していく」(同社)という。
またNEXCO東日本は、FLYABILITY社製のGimballを採用した「球体型スキャニングロボット実証実験」を先行展示。「ラジコンヘリなどと違って、衝突などで対象物が損傷することを防げる。また対象物と接触しながら撮影できるため、至近距離での撮影も可能」と同社。実証実験事例として、検査路がないRC床版下面や、履工アーチ部での実機を使用した検査が紹介されていた。
《レスポンス編集部》